男のからだ研究室

男のニキビの洗顔と手入れ 1日2回・こすらない・つぶさない、皮膚科で治せる

公開 2026/10/14・男のからだ研究室編集部

ニキビは90%以上の人が経験する身近な皮膚の病気です(日本皮膚科学会)。思春期のものと思われがちですが、大人になってもできますし、炎症がひどいと痕が残ることもあります。

男性は皮脂が多く、毎日のヒゲそりで肌に負担がかかるので、手入れのしかたで差が出やすいところです。

ニキビは「不潔だから」できるわけではない

ニキビは、毛穴に皮脂がたまって詰まり、そこで炎症が起きたものです。不潔にしているからできるわけではありません。ただ、余分な皮脂や汚れを落とす洗顔は毎日必要です。

洗顔は1日2回、こすらない

回数
やり方朝と夜の1日2回。洗いすぎ(1日に何回も)はかえって炎症を起こして悪化させる
洗い方
やり方洗顔料をよく泡立てて、手でやさしく洗う。強くこすらない
すすぎ
やり方十分な量の水で、洗顔料をしっかり流す
洗顔料
やり方ニキビ用の洗顔料がすすめられている

洗ったあとにつっぱる、乾燥が気になるときは、保湿剤を使ってください。

化粧水や保湿剤は「ノンコメドジェニック」を

化粧水や乳液を使う習慣があるなら、使ってかまいません。選ぶときは、「ノンコメドジェニック」「ハイポコメドジェニック」と書かれた製品にすると安心です。毛穴を詰まらせにくいことを確かめた製品という意味です。

乾燥肌の人や、ニキビの治療で肌が乾燥する人は、保湿をしてください。

つぶさない

ニキビの中身は、毛穴にたまった皮脂です。膿だけ出しても皮脂が残っていると炎症は治まらず、中途半端に押すとかえって悪化することがあります。皮膚科では、針で皮脂の出口を作り、専用の道具で押し出す処置(面皰圧出)をすることがあります。自分でつぶさず、皮膚科に任せてください。

日焼け止めも使う

ニキビの治療中は肌が乾燥しやすく、日焼けすると薬の副作用が強く出ることがあります。外で長く過ごす日は、日焼け止めを使ってください(男の日焼け止めの選び方)。

皮膚科で治せる

以前は、軽いニキビは自分で手入れして、ひどくなってから病院へ行くのが普通でした。今は、できはじめの段階から皮膚科で治療できます。日本皮膚科学会が強くすすめている薬には、次のようなものがあります。

アダパレン(塗り薬)
働き毛穴の詰まりを改善する
過酸化ベンゾイル(塗り薬)
働き毛穴の詰まりを改善し、ニキビの原因菌にも効く
上の2つや、抗生物質と組み合わせた配合薬
働き赤いニキビ・膿をもったニキビに
抗生物質(飲み薬・塗り薬)
働きニキビの原因菌に効く

赤いニキビが落ち着いたら、抗生物質をやめて、アダパレンや過酸化ベンゾイルで再発を防ぐ治療(維持療法)を続けるのが標準的な進め方です。ケミカルピーリングなどは自費の治療になります。

ヒゲそりのときに気をつけたいこと

  • ヒゲをそる前に、ぬるま湯や蒸しタオルでヒゲをやわらかくする
  • シェービング剤を使い、毛の流れにそってそる
  • 切れ味の落ちた刃を使い続けない
  • ニキビの上はできるだけ避ける

毎日のヒゲそりの負担を減らす方法として、ヒゲ脱毛を選ぶ人もいます(ヒゲ脱毛の方法の違い)。

参考にした資料

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