男のからだ研究室

男の汗とわきがの対策 においの仕組み、自分でできること、皮膚科の保険治療

公開 2026/10/14・男のからだ研究室編集部

汗じみやにおいは、男性の身だしなみの悩みの定番です。においの仕組みを知ると、何をすればいいかがはっきりします。汗の量が多すぎる場合は、皮膚科で保険の治療が受けられることもあります。

汗は2種類ある

エクリン腺
ある場所ほぼ全身
特徴暑いときや緊張したときに出る、さらさらした汗
アポクリン腺
ある場所わき・陰部など
特徴思春期から増える。脂肪分などを含む

汗そのものは、ほとんどにおいません。においのもとになるのは、アポクリン腺の汗に含まれる脂肪酸が、皮膚の表面にいる細菌に分解されてできる物質です。

わきが(腋臭症)とは

わきがの人は、アポクリン腺が大きく、数が多く、汗の量も多い傾向があります。親から子に受けつがれやすい体質です。日本人で目立つわきががある人は約10%とされています。

自分でできる対策

においは「汗」と「細菌」がそろってできるので、そのどちらかを減らすのが基本です。

  • わきを清潔に保つ:毎日洗って、皮膚の表面の細菌を減らす
  • 汗をこまめにふく:汗が長く残るほど、細菌が分解しやすくなる
  • 制汗剤・デオドラントを使う:汗をおさえるもの、細菌をおさえるもの、においを包むものがある
  • 服をこまめに替える:汗がしみた服も、においのもとになる

汗が多すぎるなら「多汗症」かもしれない

はっきりした原因がないのに、わき・手のひら・足の裏などに左右対称に汗が多く出る状態を「原発性局所多汗症」といいます。皮膚科で治療できます。

わきの汗に使える保険の塗り薬

日本皮膚科学会によると、わきの多汗症には保険が使える塗り薬があります。汗を出す神経の信号をさえぎって、汗をおさえる薬です。1日1回、毎日塗ります。

ソフピロニウム臭化物ゲル(エクロックゲル)
使う場所わき
グリコピロニウムトシル酸塩水和物(ラピフォートワイプ)
使う場所わき
オキシブチニン塩酸塩ローション(アポハイドローション)
使う場所手のひら

保険外では、塩化アルミニウムの塗り薬もよく使われています。わきや手のひら以外にも使えますが、肌がかぶれることがあります。

塗り薬で足りないとき

わきの汗には、ボツリヌス毒素の注射(ボトックス)もあり、日本では保険が使えます。どの治療が合うかは、汗の場所や量によって違うので、皮膚科で相談してください。

年齢とともに変わるにおい

40歳ごろから、皮脂が酸化してできる「ノネナール」という物質によるにおい(いわゆる加齢臭)が出やすくなるとされています。耳の後ろ、首、胸、背中など皮脂の多いところを、ていねいに洗うのが基本です。

肌の手入れは男のニキビの洗顔と手入れにもまとめています。

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